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埼玉西武ライオンズのAクラスの鍵は

 パシフィック・リーグの首位は埼玉西武ライオンズです。2位の福岡ソフトバンクホークスに(4月20日迄の試合終了時点)3.5ゲーム差をつけています。今回は、ライオンズAクラスの鍵として源田壮亮ブライアン・ウルフを挙げました。

 

 17年のライオンズ野手陣は、ホークスに次ぐバッティング、リーグトップクラスの走塁、それから優れたフィールディングを発揮しました。もう少し、詳しく見ていきましょう。

 ライオンズ打線の特徴は、アプローチが優れていることです。ボール球を振らずに、ストライクゾーンに来た球をスイングすることが出来ています。また、FB%が高く、トレンドに沿った打線であると言えます。言い換えれば、丁寧で攻撃力の高い打線だったと言えます。それはリーグトップのOBP.332やOPS.753が証明しています。

 

 選手個人では、昨年、25歳にして大ブレイクを果たした山川穂高選手が、高い出塁能力を見せています。三振も同様に多かったのですが、チーム屈指のフライボーラーであり、23本塁打をマークしました。

 秋山翔吾選手は、優れたアプローチに加え、180安打、20本塁打、15盗塁をマーク。更に、彼はレンジが広く(17年リーグトップクラス)、走攻守の全てにおいて貢献しました。

 また、ルーキーの源田壮亮選手は、10三塁打、35盗塁をマーク。アプローチやパワーには改善の余地はありますが、優れたランニングスキルの持ち主です。このスキルはフィールディングにおいても活かされており、遊撃手として非常に広大なレンジ(17年リーグ断トツ)を誇ります。

 

 源田壮亮選手は、18年のライオンズAクラス進出を支えるキーマンとなることでしょう。グラウンドボーラーを多く抱えているライオンズにとって、センターラインの源田壮亮選手や秋山翔吾選手がグッドディフェンダーであることは大きなプラス補正となります。

 

 17年のライオンズ投手陣は、リーグ上位のスターターが引っ張りました。

 特徴としましては、先の通りグラウンドボーラーを多く抱えており、リーグで最もフライを打たれにくく、そしてリーグで最もゴロを打たせるようになっています。先程のセンターラインの堅守と組み合わさることで他球団にとって驚異となります。

 牧田和久投手や野上亮磨投手が移籍したものの、野上亮磨投手は17年以外は特筆する成績を残しておらず、残留していても前年より成績を落としていたでしょう。

 

 選手個人では、菊池雄星投手が優れた球威とコマンドで打者を圧倒。昨年はモーション(菊池雄星の「2段」セーフ 国際化で日本ルール削除 - プロ野球 : 日刊スポーツ)で話題になりました。防御率1点台、180イニング、200奪三振のピッチングはエース足る成績でした。リーグ上位のスターターと言いましたが、菊池雄星投手個人が占める貢献が大きく、他のスターターが奮闘しなければAクラス進出は厳しくなってくることでしょう。

 増田達至投手は、キャリアハイの15年には及ばなかったものの、キャリア最高となる速球の平均球速をマーク。牧田和久投手がメジャー移籍したことでリリーフの層は薄くなったものの、Aクラス進出を狙う球団としては合格点のクローザーです。

 そして、ブライアン・ウルフ投手はリーグトップクラスのGB%を誇るグラウンドボーラーです。被本塁打はファイターズ時代に比べれば増えており、また18年は、速球の球速低下に伴って奪三振や被安打の数字が悪化しています。多和田真三郎投手もファビオ・カスティーヨ投手も100イニング以上投げたシーズンがなく、ブライアン・ウルフ投手の復調はAクラス進出に必要だと考えられます。

 

 筆者は後程パシフィック・リーグの順位予想を行いますが、埼玉西武ライオンズはAクラス、Bクラスのギリギリのラインになるのではないかと考えています。スターターが徐々に成績を落とし、野手がカバーし切れなくなるという予想です。

 ブライアン・ウルフ投手に限らず、菊池雄星投手の孤軍奮闘にならないように、他のスターターがシーズン通して投げ抜く必要があるでしょう。