年度別シーズン最速30HR到達打者のまとめ(2002年から2019年)
約2ヶ月振りの更新は、メジャーリーグの小ネタです。クリスチャン・イエリッチやコディ・ベリンジャーの本塁打量産ペースが話題となっているため、過去のシーズン最速30HR到達日が気になりました。どうぞ、ご笑覧ください。
2019年
7月1日にクリスチャン・イエリッチがシーズン最速で30HRに到達。2009年のアルバート・プホルスや2013年のクリス・デービスと近いペースです。
4日にコディ・ベリンジャーが到達。7日にはルーキーのピート・アロンソが到達。やや遅れて、13日にマイク・トラウトも到達。
7月17日時点で4人以上が30HRに達しているのは2006年以来であるため、異常なハイペースに感じられるのは極自然です。60HRに達する打者は現れるのか。NLのMVPは誰が選ばれるのか。残り2ヶ月強のペナントレースを楽しんでまいります。
以下オマケ
参考にしたサイト
2002年
7月14日にアレックス・ロドリゲス(当時TEX)が2HRを放ち、最速で30HRに到達。(31HR)ジム・トーミ(当時CLE)の52HRを突き放す57HRで本塁打王に輝いた。
2003年
7月12日にバリー・ボンズ(当時SF)が最速で到達。最終的に45HRを放ったものの、トーミ(当時PHI)が47HRを放ち、本塁打王を逃した。
2004年
7月17日にトーミが最速で到達。最終的に42HRを放ったものの、エイドリアン・ベルトレ(当時LAD)の48HRを筆頭に、トーミより本塁打を放ったNLの打者は5人いた。
2005年
7月18日にデレク・リー(当時CHC)が最速で到達。最終的に46HRを放ったものの、アンドリュー・ジョーンズ(当時ATL)が51HRを放ち、本塁打王を逃した。余談だが、レッドソックスのデビッド・オルティス(47HR)とマニー・ラミレス(45HR)が40HRを達成。
2006年
7月7日にデビッド・オルティスが最速で到達。最終的に54HRを放ったものの、ライアン・ハワード(当時PHI)が58HRを放ち、メジャー全体トップを逃した。
2007年
7月8日にアレックス・ロドリゲス(当時NYY)が最速で到達。ヤンキース加入後の自己ベストである54HRを放ち、メジャー全体トップに輝いた。
2008年
7月25日にライアン・ハワードが最速で到達。最終的に48HRを放ち、2年振りとなるメジャー全体トップに輝いた。
2009年
6月30日にアルバート・プホルスが最速で到達。2002年以降最速でもある。最終的に47HRでメジャー全体トップに輝いた。
2010年
7月27日にホセ・バティスタ(当時TOR)が最速で到達。前年プホルスより約1ヶ月遅れての達成だったものの、最終的には54HRでメジャー全体トップに輝いた。
2011年
7月9日にホセ・バティスタが最速で到達。最終的に43HRで2年連続メジャー全体トップに輝いた。
2012年
7月24日にアダム・ダン(当時CWS)が最速で到達。最終的に41HRを放つ。この年、マイク・トラウトとの打率王争いを制し、ジョシュ・ハミルトン(当時TEX)やカーティス・グランダーソン(当時NYY)との本塁打王争いを制したミゲル・カブレラが三冠王に輝いた。
2013年
6月29日にクリス・デービス(Chris)が最速で到達。プホルスの記録を1日上回る。最終的に53HRを放ち、前年三冠王のカブレラを突き放してメジャー全体トップに輝いた。
2014年
7月25日にホセ・アブレイユが最速で到達。最終的に36HRを放つも、ネルソン・クルーズ(当時BAL)が本塁打王に輝いた。
2015年
7月26日にマイク・トラウトが最速で到達。最終的に41HRを放つも、全盛期クリス・デービスが47HRを放ち、本塁打王に輝いた。
2016年
7月23日にマーク・トランボ(当時BAL)が最速で到達。最終的に47HRを放ち、3年連続でオリオールズの選手がメジャー全体トップに輝いた。
2017年
7月18日にアーロン・ジャッジが最速で到達。後にチームメートになるジャンカルロ・スタントン(当時MIA)は1日遅れで到達。最終的に52HRを放って本塁打王に輝いたが、スタントンが59HRでメジャー全体トップに輝いた。
2018年
7月20日にホセ・ラミレスが最速で到達。最終的に39HRと、2014年のアブレイユのように失速。クリス・デービス(Khris)が48HRで本塁打王に輝いた。
Chris Davis | Chris Davis of the Baltimore Orioles hits a so… | Flickr