Take Me 同好会(非公認)のブログ

MLB(メジャーリーグベースボール)を中心に月1ペースで記事を書いたり書かなかったりしています。

2018年順位予想セントラル・リーグ編

 2018年のプロ野球が開幕し、早くも3週間という月日が経過しました。3週間という期間は中途半端な期間でありますが、順位予想をしたいと思います。

 

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Photo by Manny Machado | Manny Machado of the Baltimore Orioles slide… | Flickr

NPBなのにMLBの画像を使用しています)

 

 

色々な諸事情で、文章量は少ないですがご了承ください。今後というのは、数年後を想定しています。

 

セントラル・リーグ

広島東洋カープが、16年に続き連覇となるリーグ優勝を果たしました。クライマックス・シリーズでは横浜DeNAベイスターズが奮闘。球団史上初のクライマックス・シリーズを制しての日本シリーズ進出となりました。

順位予想

広島東洋カープ

阪神タイガース

読売ジャイアンツ

横浜DeNAベイスターズ

中日ドラゴンズ

東京ヤクルトスワローズ

広島東洋カープ

投手

17年はリーグトップの投手力を誇りました。野手の守備力もリーグトップであり、リーグ優勝の大きな要因と言えます。

18年はコントロールや被弾の多さに手を焼いています。とは言え、野手の守備力は健在ですから大きな心配はいらないでしょう。

野手

17年はリーグトップの走攻守を誇りました。アプローチは上々であり、好球必打を実現出来ています。

また、MLBに比べてGB%が高いことがNPBの1つの特徴と言われていますが、カープはGB/FBが1.00を切っていないとは言え、他球団よりもFB%が高い(つまりGB%が低い)チームであり、打撃力が高い要因の1つと言えるでしょう。

18年は打撃と守備は上々ですが、走塁面は現時点ではマイナスです。好球必打の丁寧なアプローチは今季も継続されています。

順位予想

3連覇すると筆者は見ています。ただ、過去2年程の独走は見られないと考えています。

今後

今後カープの黄金期を阻む可能性が高いのは阪神タイガースです。ご存知の通り、カープには資金力がありません。したがって、絶えず有望な若手選手を育成して1軍クラスに導く必要がありますが、当然それは難しいです。ですから、資金力があり、尚且つ生え抜きで実力のある若手を抱えているタイガースがライバルと言えます。

阪神タイガース

投手

17年はカープに次ぐ強力な投手陣でした。リリーフに限って言えばカープ以上でした。尚、野手の守備力はリーグ最低クラスでした。

18年は、17年同様に強力な投手陣ですが、守備範囲等でマイナスとなるのも同様です。

野手

17年はリーグ最低クラスの守備でしたが、打撃においてはカープに次ぐ高水準でした。

18年は、慎重なアプローチにくわえて貧打に喘いでいます。しかし徐々に打撃成績を挙げると見られるため、辛抱の時でしょう。

順位予想

カープのリーグ優勝を脅かすとまでは言えないものの、Aクラスは現実的と言えるでしょう。先の通り守備がネックとなっていますが、リリーフや打撃で今季もカバー出来ると考えています。

今後

カープの黄金期に終止符を打てる球団はどこか?という疑問に対する答えとして、筆者は阪神タイガースを挙げます。理由は先に述べましたが、タイガースは資金力があるため、ジャイアンツやホークス程ではないにせよFA補強をする余裕があります。ただ、要所要所をベテランが支えている球団でもある点には注意が必要と言えるかもしれません。

読売ジャイアンツ

投手

野投手が突出しているというのもありますが、先発はリーグトップであり、リリーフは見劣りしています。野手の守備力は及第点。18年は山口投手が加わる(そもそも昨年は予想外でした)わけですから、17年より投手は強化されたと言えます。現状は先発よりリリーフが奮闘しています。

野手

現時点では今季の成績から予想することは難しいですが、野手陣は平均以上の活躍を期待することが出来ます。若手選手の成長次第という不確定要素が大きいですが、良く言えばポテンシャルを秘めています。

順位予想

タイガースより上の順位でシーズンを終えることは難しいと考えていますが、Aクラスは安全圏だと考えています。勝利数は昨年よりも増やすと見ています。

今後

絶対的エースを保有していることは大きなアドバンテージと言えます。また、菅野投手の影に隠れているかもしれませんが、田口投手も素晴らしい投手です。有望な若手野手の成長次第では、タイガースとジャイアンツが今後2強となる可能性を秘めています。最低でもAクラスを安定して狙い続けることは出来るでしょう。

横浜DeNAベイスターズ

投手

投手は上々。際立っているわけではありませんが、Aクラスを狙うことが出来る実力を持っています。強いて言えばリリーフが不安であり、先発陣の奮起が期待されます。野手の守備力は高水準です。

野手

打撃は低水準であり、投手力によって日本シリーズ進出を果たしました。アプローチにはフリースインガー気味の傾向がチーム全体で見られています。本拠地の本塁打PFを考慮すれば、もう少しFB%を高めたいです。

補足すると、ここでいう打撃のマイナスとは本拠地のPFを考慮したものです。したがって、何故17年チーム打点2位の打撃がマイナス扱いなのかと言うと、本拠地は打者有利なヒッターズパークですから、投手が失点を(平均)より多く防いだために勝ったからです。

順位予想

Aクラス進出は可能性があると言った所です。ベイスターズ自体がどうこう出来るというよりは、ジャイアンツが調子を上げてくるかどうか(おそらく上げると見られる)にかかっています。勝ち越しは出来ると考えています。カギを握るのは野手陣です。

今後

20年に主力の大量FAを控えています。そのため、20年以降どう戦うかが課題です。(今後数年先に)カープの戦力が低下したとしても、ベイスターズの戦力も同じく低下してしまうため、コンスタントにAクラスを狙うというのはやや難しいと考えています。

中日ドラゴンズ

投手力はありますが、野手の打撃が大きなマイナスとなっています。ベイスターズはドラゴンズ以上の投手力があり、ドラゴンズよりは打撃のマイナスが小さいです。そこがAクラス、Bクラスの境目と言った所です。

順位予想

さて、18年のドラゴンズですが、Aクラスは厳しいと言わざるを得ません。また、13年から続く負け越しは今季も継続されることでしょう。勝利数は昨年とそれほど変わらないと見ています。

今後

理想としては、カープ、ドラゴンズの戦力が低下し、タイガース、ジャイアンツとの三つ巴で1~3位を争うというのが理想です。18年は太っ腹な外国人補強が見られました。近年のネームバリューのある外国人を補強してくる姿勢を見ていると、長期的にAクラスを目指す意欲が感じられます。かつての竜の栄光を取り戻すことは容易ではありませんが、未来はそう暗くないでしょう。

東京ヤクルトスワローズ

投手力は悪くなく、ドラゴンズと同様に野手の打撃、それから守備力が致命的です。また特定の選手に依存しており、ある選手の故障や好不調がチーム成績に大きな影響を与えてしまっています。慎重なアプローチが特徴的であり、ベイスターズ以上にFB%が低いです。

順位予想

さて、18年のスワローズですが2年連続最下位であると筆者は予想しています。ただ、昨年は(45勝)96敗喫しており、今季は50勝以上するのではないかと見ています。

今後

元々、常勝軍団というよりは勢いづいたら止められないチームであるため、Aクラス常連になるというよりは、今季のダークホース筆頭と言われるようなチームを目指したいです。ドラゴンズのように三つ巴を狙えるポテンシャルは秘めていないというのが正直な意見ですが、Aクラスを狙う実力を蓄えているチームだと考えています。