OOTP18 Go Cubs go 2004 part 1
Out of The Park Baseball 18というPCの野球ゲームをプレーした。目標は、シカゴ・カブスのワールドシリーズ制覇である。Part 1では、スプリングトレーニングから4月末を取り扱った。
プロローグ
2003年、フロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)がワイルドカードからNLCSを突破した。アメリカン・リーグでは、ニューヨーク・ヤンキースがALCSを突破。かくして、古豪対新参のワールドシリーズとなった。4勝2敗でヤンキースを下したマーリンズは、1997年以来となる球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を達成した。
一方、シカゴ・カブスは1989年以来となるNLCS進出だったが、1993年に発足した球団によってワールドシリーズへの道を絶たれた。
まず、本シリーズの目的及び方針を明らかにする。
筆者は、あくまで当時の評価基準や選手評価に基いて、ワールドシリーズを制覇することを目標としている。したがって、可能な限り未来を知る神の視点ではなく、2004年のとあるゼネラル・マネージャーに徹するつもりである。
次は、OOTPを所有している方への説明である。
本シリーズで用いたセーブデータでは、選手の起用法やポテンシャルは現実的なものとなっているが、2004年以降どのように成長するかは神の手に委ねている。(神の手は1と0で構成されている)また、2004年2月22日時点で締結している契約は、実際の契約とは異なっている。
さて、シカゴ・カブスの長期的目標と短期的目標を設定することにしたい。
現実では、ボストン・レッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたセオ・エプスタイン(現カブス球団副社長)が、若手主体のチーム作りをすることにより、2016年に悲願のワールドシリーズ制覇を達成した。
筆者もまた若手主体のチームを好むため、傘下の選手の質を高めることを長期的目標とする。
具体的には、2004年の開幕時点では30球団27位のカブスのファームを、5年以内に10位以内とする。
では、まずはカブスの選手紹介をする。
- カルロス・ザンブラーノ(RHP)前年32GS/214.0IP/13W
- マット・クレメント(RHP)前年32GS/201.2IP/WHIP1.23
- グレッグ・マダックス(RHP)前年36GS/218.1IP/16年連続15W
- ケリー・ウッド(RHP)前年32GS/211.0IP/266K
- マーク・プライアー(RHP)前年30GS/211.1IP/18W
先発5人全員が、前年13W/200IP/ERA4.20(2003年ナショナル・リーグの平均ERA4.28)を達成しており、非常に強力。平均年齢は27.4歳。
- ジョー・ブロースキー(RHP)2002年からカブスでリリーフとして活躍。オフFA。
- マイク・レムリンガー(LHP)1999年から5年連続70Gを継続中。オフFA。
- ウィル・オーマン(LHP)西ドイツ出身。STでは9IPで14Kを記録し開幕メジャー入り。
-
カイル・ファーンズワース(RHP)2001年から3年連続45Gを継続中。乱闘に強い。
- ケント・メルカー(LHP)通算491G、150GSのベテラン左腕。
- グレンドン・ラッシュ(LHP)2002年は16Lで最多敗戦投手となるも、210.2IPを記録。
- ラトロイ・ホーキンス(RHP)2000年から4年連続60Gを継続中。
リリーフはベテラン投手が揃っており、最年少はオーマン(RHP)27歳。平均年齢は31.28歳。
傘下には、リッキー・ノラスコ(RHP)とマイケル・ワーツ(RHP)という有望株がいる。また、マイナー契約でライアン・デンプスター(RHP)が所属している。先発投手の有望株の獲得を短期的目標とする。
- マイケル・バレット(C)通算542G/.253/.310/.388。2001年から捕手に専念。
- デレク・リー(1B)2001年から3年連続155G/80R/145H/20HR/75RBI/OPS.820と安定。4年65.5M。
- トッド・ウォーカー(2B)前年144G/.283/.333/.428。過去30 2Bを5回記録している。3年18.7M。
- アラミス・ラミレス(3B)前年トレード加入。カブスでは63G/232AB/15HR。オフFA。
- ダミアン・ジャクソン(SS)通算117SB34CSと俊足で二遊間を守ることが出来る。本来は控えに回したい。オフFA。
- マーク・グルジラネック(2B)ウォーカー(2B)とポジション争いをしている。ウォーカーもしくは、グルジラネック(2B)の放出を短期的目標とする。4年23.4M。
- モイゼス・アルー(LF)1993年から11年連続(1999年全休)10HR/SLG.410を継続中。前年80R/30 2B/20HR/90RBIを記録。オフFA。
- コーリー・パターソン(CF)前年83Gで329ABながら17 2B/13HR/16SBを記録。打撃にはムラがあるが、走攻守の才能は高い。
- サミー・ソーサ(RF)1995年9年連続80R/35HR/100RBI/SLG.480を継続中。通算539HR/1450RBIのカブスの主砲。2年32.4M。
- ジェイソン・デュボア(LF)25歳の若手。好成績で開幕メジャー入りを果たした。
傘下には、ジオバニー・ソト(C)以外の有望株はおらず、野手の有望株の獲得を短期的、長期的目標とする。
ここで、目標をまとめよう。
長期的目標
- 2008年までに常勝軍団にする。(オーナー命令)
- 2009年開幕時までに傘下の評価を10位以内にする。
- 野手の有望株の獲得or育成。
- ソト(C)の育成。
- デュボア(LF)の育成。
- 二遊間のアップグレード
短期的目標
- 二塁手の放出。
- 若い両翼の獲得。アルー(LF)とソーサ(RF)が高齢であるため。
- 正捕手の獲得。(2005年開幕前まで)ソト(C)までの繋ぎとして。
- 2006年までにプレーオフ進出。(オーナー命令)
- 先発投手の有望株の獲得(2006年まで)
4月
4月5日13時05分、グレート・アメリカン・ボール・パークには4万人を超える観客が押し寄せた。2回裏、シンシナティ・レッズのアダム・ダン(LF)が、カブスのエース、ザンブラーノ(RHP)からソロホームランを打つと、4回裏には2打席連続となる2ランホームランを打ち、3-5でレッズが勝利した。
飛び級でメジャーデビューを果たしたデュボア(LF)は、8回表にザンブラーノ(RHP)の代打で本塁打を打ち、プロ入り初打席初本塁打を記録した。
2戦目。6回表、ソーサ(RF)が2ランホームランを打つも、その裏、ケン・グリフィー・ジュニア(CF)の3ランホームランで逆転。
7回表、ジャクソン(SS)がソロホームランを打つと、今度はその裏、ウィリー・モー・ペーニャ(RF)が2打点のタイムリーヒットを打ち、3-8でレッズに連敗した。3戦目も敗戦した。
3連敗でターナー・フィールドに足を踏み入れた。
同点で迎えた3回表、ラミレス(3B)のホームランなどで2点リードするも、4回裏にアンドリュー・ジョーンズ(CF)の2ランホームランで試合は振り出しに。膠着状態が続いたが、9回表、ベテラン、アルー(LF)のタイムリーヒットで貴重な勝ち越し点を得ると、ホーキンス(RHP)が1IPで2Kの好投で今シーズン初勝利をした。
4月10日、ラッシュ(LHP)が故障して15日間DL入り。それに伴い、デンプスター(RHP)とメジャー契約を交わした。
4月20日、軽症ながらザンブラーノの登板を回避。それに伴い、ジミー・アンダーソン(LHP)とメジャー契約し、デュボア(LF)を3Aに降格。尚、代わって登板したアンダーソン(LHP)は、2.1IP/7H/6Rと散々だった。
しかし3連勝中であるカブスの勢いは止められず、2回リードされる試合運びながら、9回表に4点を叩き出して3試合連続10Rを記録し、最後はジェイソン・ケンダール(C)をパターソン(CF)が三塁で刺してピッツバーグ・パイレーツに勝利。勝率を.500にした。
4月21日、レムリンガー(LHP)が故障して15日間DL入り。それに伴い、トム・グッドウィン(OF)とメジャー契約。
4月24日、開幕から痛みを我慢しながらプレーしていたソーサ(RF)が15日間DL入り。.217/.260/.326という成績だった。それに伴い、デュボア(LF)が再昇格。
4月28日、ブロースキー(RHP)が故障して15日間DL入り。それに伴い、トッド・ウェルマイヤー(RHP)とメジャー契約。
投手の故障者は、レムリンガー(LHP)、ラッシュ(LHP)と計3名。リリーフ投手をトレードやFA補強する必要があるだろう。他にもトレードを計画しているが、筆者はトレードを苦手としており、中々進展していない。
4月上旬は貧打に苦しんだが、12W11Lでナショナル・リーグ中地区の2位で終えた。観客動員数が伸び悩んだため、チケット価格を23.45$から23.20$に下げた。
5月2日時点でのカブスの成績だ。